「もっともっと欲しい」の貪欲の経済から、「足るを知る」知足の経済へ。さらにいのちを尊重する「持続の経済」へ。日本は幸せをとりもどすことができるでしょうか、考え、提言し、みなさんと語り合いたいと思います。(京都・龍安寺の石庭)
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子供を悪く育てたい14ヶ条
逆説的教育再生論 

安原和雄
 近隣の評判高い寿司屋さんからお土産として貰った一枚の紙片に「子供を悪く育てたい14ヶ条―和尚のひとりごと」と題して、以下のような条件が記してある。読んでみて、思わず笑ってしまったが、実はまじめなお話である。
 この逆を実践すれば、それがたちまち「子供を立派に育てたい14ヶ条」に早変わりする。これは逆説的教育再生論ともいえるのではないか。今回はお土産話第3話「ボケ学の奥義を伝授します」(06年10月8日掲載)につづく第4話。(06年10月23日掲載、同日インターネット新聞「日刊ベリタ」に転載)

 子供を悪く育てたい14ヶ条―和尚のひとりごと
       (かっこ内は安原のコメント)

1、子供に対して、仏様など本当はないものだと教えなさい。どんな宗教教育もしてはいけません。(日本人の多くは無宗教で、欧米人には奇妙な日本人と映ることも)

2、子供に道徳的なしつけをしてはいけません。お金さえあれば、良いと思い込ませなさい。(すでに「カネ、カネ」の世の中になっている)

3、子供の前で、父母はいつも言い争いをしなさい。(父母のような人間にはなりたくないと思わせる反面教師になれ、ということか)

4、子供の前でおじいさん、おばあさんの悪口を思いきり言いなさい。(自分がおじいさん、おばあさんになったときに悪口を言われるのは確実だろう)

5、子供の前で学校や警察などの悪口を言いなさい。(最近の学校や警察をみていると、悪口を言いたくなる気持ちは分かるが、子供の前で、それをやったらおしまいよ)

6、子供のしつけもしてはいけません。家庭でもかまってはいけません。(しつけは大切だが、しつけができない親がふえている)

7、子供に命令したり、叱ったりして、そのわけを話してはいけません。子供がいうことをきかないと、たたいてもかまいません。(自由、人権、民主主義というものを家庭で教えることを禁じるということ)

8、良いことをしても絶対にほめてはいけません。(つまらないことでほめるよりはいいかもしれない)

9、子供の相談にのってはいけません。(どの株を買ったら儲かるか、というような子供の相談などにのる必要はない)

10、子供が遊びに来ても、家で遊ばせてはいけません。(友人などつくるな!ということなのか?)

11、友達には絶対に負けてはいけない、と常に言いきかせなさい。(連帯、助け合いなどどうでもよい。いまから負け組を足蹴にする勝ち組をめざせ、といいたいのか)

12、子供に好きなものばかり食べさせなさい。(欲望のままに生きるわがままな餓鬼になるのは、請け合いだろう)

13、子供に何でも一人でさせてはいけません。必ず手をかしてやることです。(自律、自立のこころが育たないことは間違いのないところ)

14、少しでも冒険的な遊びをさせてはいけません。鉄棒はあぶない、自転車もあぶない。家の中で遊ぶくらいにしておくことが必要です。(一人で家の中で、となると、いま流行のゲームしかないのでは? これでは元気で挑戦的な生き方とはおよそ無縁な青少年像を描くしかない)

ここで次の第15条を新たにつけ加えたい。
15、子供が学校から帰ってきたら、「きょうは何人いじめたか」と聞きなさい。「一人だけだよ」と答えたら、「少ない。もっとやれ」と叱りつけなさい。
(最近いじめによる自殺が改めて話題を呼んでいるが、そういう自殺をなくす方法は何か。いじめはこの世からなくならない。大人の世界でのいじめは日常茶飯事だ。だから子供の頃からいじめに立ち向かうことを両親、教師が教え、子供は子供なりに学ぶ必要がある。そのためにはいじめられたか、いじめた経験のある教師の採用を増やすことが肝腎であろう。体験にもとづく「いじめ撃退法」という講座を設けたらどうか)

さて、この和尚のひとりごとの心は?
「とんでもない親だと子供に気づいて貰いたい。こういう親になってはいけないと気づいたら、将来どれほど立派な人物に成長するか、楽しみである。いくら教えても本人が自分で気づかなければ、教育の意味はない」―これは教育基本法を改悪しないで実施できる「気づき」をキーワードとする教育再生論でした。


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コメント
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/10/25(水) 08:42:53 | | #[ 編集]
興味もちました
まだ、未婚だけど興味もちました。
自分も親になったら、こんな教育はしないようにしたいです。
2006/10/27(金) 16:40:05 | URL | ソード #5wZuTTVM[ 編集]
子育てについて
ソードさん、簡にして要を得たコメント、ありがとう。気が向いたら、いつでもこのブログを覗いてみて下さい。

私事で恐縮ですが、孫が4人います。現在4人とも小学生です。
子育ては大変ですが、将来が楽しみでもあります。
安心して産み、安心して育てられる世の中に早くしたいものです。
くれぐれもご自愛下さい。祈っています。
2006/10/27(金) 17:49:33 | URL | 安原和雄 #-[ 編集]
立ち寄らせていただきました
1条についてはやってたりしますね・・・学会に入信していますが、子供には入って欲しくないと感じています。4条、5条あたりもとても怪しいです、やはりどうしても悪感情を抱いているとむずかしいものがありますね。
 特に5条については、「信用はするな、色々いるんだ」と言ってます。
 10条も・・・整理がへたなもので、散らかりっぱなし・・・反省・・・・

 ただし、一人の人格としての尊重と、それゆえの責任についてはみっちりと教え込んでいるつもりです・・・・

 ついこないだ(小額ですが)タカリ行為をうけまして、それ以来、友人関係とかについて、注意深く観察しています。
 よろしければまたお邪魔させてください
2006/10/28(土) 00:46:43 | URL | しゅう@埼東 #O4mfEN5Y[ 編集]
子育てについて
しゅう@埼東さん、コメント読ませていただきました。正直なお気持ちと具体的な行為とを披露して下さったことに感謝します。

「一人の人格としての尊重と、それゆえの責任についてはみっちりと教え込んでいる」とは、感じ入りました。大切なことでありながら、なかなか家庭ではできないことではないでしょうか。
権利の主張はあっても、一方の責任への感覚が薄すぎるのが、残念ながら日本社会の現状です。

「タカリ行為」のことは、やはり気になりますね。早速、注意深く観察されているところが、これまたなかなか真似のできない行動力だと思います。

いずれにしても子供に理解のある良き父親(それとも母親?)という印象を得ました。
よろしかったら、これからも大いに覗いてみて下さい。
2006/10/28(土) 10:58:21 | URL | 安原和雄 #-[ 編集]
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逆説的教育再生論 安原和雄(仏教経済塾)
2006/10/25(水) 08:35:41 | ★現・専業主婦の情報発信ブログ★
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